皆さん、こんばんは。
出水市のきずな歯科 碓井智也です。
いよいよ平成も残すところ2日となりましたが、私はいまだに実感がわかないというか、本当にここ数年の月日の流れは早いものだと感じています。
話はかわりますが、当院でも口腔外科疾患に関しての受診が増えており、そのことについて少しお話をさせて頂こうと考えています。
つい最近の話になりますが、女優の堀ちえみさんが舌がんの手術をされたことが話題となり、歯科の分野からがんの早期発見に貢献していくことの大事さ、そして開業歯科は口腔外科が専門分野ではないものの、常日頃から勉強を積み重ねていくことの大事さを感じました。
例えば、2週間以上治らない口内炎がみられるときや、レントゲンで不自然な骨の破壊などを見つけたときはためらわず、すぐ大学病院などの口腔外科専門病院に紹介すること、自分自身で判別がつかないしこりなどをみつけた時は、漫然と経過観察しないことなどを徹底していきたいと考えています。
私自身も口腔外科の勉強を3年ほどしてはいましたが、常に大学などで仕事をしていない限り、手技や知識はどんどんと古くなり、昔の記憶だけで診断や処置をすることは本当に怖いことだと思うようになりました。
自分の知識や技術をアップデートすることも大事ですが、それが難しい場合、まずは自分が未熟であることを認識し、できることとできないことの判断をはっきり線引きすることが大切と感じています。
当院でも、特に難しい抜歯や抜歯後出血が予想される場合、顎関節症や睡眠時無呼吸症候群などでスプリント治療を要する場合、歯からくる急性炎症や神経症状など、自分の医院で治療できなくても、適切な医療機関につなげていける力を磨いていければと思っています。
連休中は4月30日~5月2日まで当院は通常どおりの診療を行っています。
今週もきずな歯科をよろしくお願い致します。