初めまして、きずな歯科の碓井智也と申します。
当院は、2019年3月に開院予定の歯科医院で、小児・障害者ならびに高齢者の方々に対する治療に力を入れていきたいと考えています。
初更新のコラムで、何を書こうかと迷っていましたが、まずは私の自己紹介をさせて頂こうと思います。
もともと私は東京出身で、高校卒業後に大学進学したもののすぐに中退、その後は就職、転職を繰り返して20代半ばを迎えました。
何か手に職をつけなければと一念発起し、25歳を過ぎてようやく歯科大学に入学、学生時代は留年の危機に追われながらも、良い友人たちに恵まれたこともあり、何とか30歳を過ぎて卒業することができました。
卒業後は母校の大学病院で1年研修を行いましたが、歯科治療に対する興味があまりなく、親知らずを抜きたいという理由だけで口腔外科の道を選びました。
恥ずかしい話ですが、福岡で仕事をしていた1年目は、一人で親知らずを1本も抜くことができず、周りの先生方に大変ご迷惑をおかけしました。
何度も諦めようかと思いましたが、水俣医療センターで口腔外科の先生とお会いし、見守られるなかで自分なりに練習を重ねていると、1年後にはある程度の親知らず抜歯も出来るようになり、多数の手術も経験させて頂きました。
その後、幸運にも麻酔科に研修枠で入ることができ、朝から晩まで全身麻酔に明け暮れる日々が続きました。指導医の先生方はとても厳しかったですが、同時に深い愛情に溢れており、徹底的に安全と安心についての知識や考え方を学ぶことができました。
諸先生方には厚く御礼申し上げます。
当院は小さい歯科医院ですので、器具滅菌の徹底やディスポ製品の多用、生体モニターや笑気吸入器の導入など限られた設備にはなりますが、小児・障害者から全身疾患のある高齢の方まで、安全かつ安心して歯科治療を受けて頂けるよう、一生懸命努力を続けたいと考えています。
皆さま、末永く宜しくお願い申し上げます。