こんにちは、出水市 きずな歯科の碓井智也です。
冬の寒波の影響で、ここ数日北海道は大雪が続いている様です。
そのためか、出水も日中は気温が上がらず、肌寒い日々が続いています。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
本日は、私も歯科治療の時に体験し、その効果を実感することとなった笑気麻酔についてお話させて頂ければと思います。
10年以上前の話ですが、私は大学病院で親知らずを抜歯して貰う際に、局所麻酔がどうしても効かず、抜歯中止になるかも・・・と先生に言われました。
その時に、個人差はあるものの、リラックス効果・鎮痛効果があるから笑気麻酔を使ってみようと勧められ、笑気を初めて使って貰いました。
笑気麻酔を始めて10分、抜歯を再開すると、痛みが軽くなり今度は無事に抜歯を終えてもらうことができました。
痛みが軽くなった理由として、笑気麻酔の効果か、時間が経ったことで局所麻酔が効いてきたためかは未だに謎ですが、とにかく「笑気麻酔はこんなに効果があるのか!」と、学生ながら印象に残っています。
専門的には、笑気は亜酸化窒素ともいい、無色・無臭のガスで、全身麻酔にも使用されることがある、吸入麻酔薬の一種です。
鎮静作用と鎮痛作用を持ち、必ず酸素と混合して使用します。呼吸を抑える働きはほとんどなく、歯科医院で使用される範囲では意識も保たれるので比較的安全な薬剤と言われています。
ただし、いくつかの注意点もあり、とりわけ笑気麻酔後に酸素投与せずに麻酔を終了することは、合併症の危険もあり行うべきではないとされています。
きずな歯科でも笑気吸入器を導入予定です。
今まで学んできた専門知識を活かし、安心安全を第一に治療に取り組んでいきたいと思います。
開業の際には、皆さま宜しくお願い致します。