こんにちは、きずな歯科の碓井智也です。
年末も暮れに差し迫り、残すところもわずかとなってきました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
本日は医院名の「きずな歯科」の由来について少しお話させて頂ければと思います。
私が出水市で開業を決めたのは、出水市を含め、北薩地域や熊本県南部で障害者の方々に対して専門的な対応を行える歯科医院が少ないことが大きな理由になります。
医院を開業するにあたって、東京、大阪、兵庫、福岡、熊本、鹿児島など各県の口腔保健センターや障害者歯科をされている先生方のもとを訪れ、施設見学や治療方針について勉強させて頂いたのですが、そのなかで熊本県阿蘇市の先生との出会いに最も感銘を受けることとなりました。
その先生は大学の先輩で、阿蘇市で往診を専門とした歯科医院を10年以上前から続けられており、特に運動障害や肢体不自由で施設からあまり移動できない方々や、発達障害などで作業所勤務はできても定期的な通院が難しい方々に往診で歯科治療をされていました。
先生の掲げられている医院理念は、「障害があっても、通院することが困難でも、そして通院する事ができる方々に対しても、最良の歯科医療を受けることができる歯科医院となる。」というもので、私はその考え方に非常に心を動かされました。
その先生の歯科医院は熊本県内に2件あり、いずれも地域名に「きずな歯科医院」の名前が付けられています。
私も微力ながら医院理念を受け継ぎ、様々な意味でのバリアフリーを実現した歯科医院を目指していきたいと感じ、医院名を頂くこととしました。
「歯科医院に通えない方には訪問診療を、通常の歯科医院で治療困難とされた方には院内環境を整え、行動療法による改善を図っていく。」
そんな歯科医院を目指したいと思います。
開業した際には、皆さま宜しくお願い申し上げます。